【人生は大冒険】自分の人生 自由にデザイン♪

大切な人を亡くした人に対して周りの人が出来ること・かける言葉の力

あかりんご(@akari_presents)です*

大切な人を亡くした人へかける言葉って
迷いませんか?

友人・家族・知人が大切な人を亡くして悲しんでいたら…
身近にいる私たちは、何ができるのでしょうか?

◆勇気付けてあげたい
◆励ましてあげたい
◆少しでも力になれたら…

そんな風に思いますよね。

そして自分なりの言葉をかけると思います。

ただ、一人一人想いはあっても
掛けようとしているこの言葉が、果たして適切なのか

そんな風に躊躇することもあって。

そしてそれを判断するのは実に難しいこと…。

そう。言葉って難しいんですよ。

自分が選んで相手に投げかけた言葉の中に【込められた想い】があったとしても、
それが全て伝わるとは限りませんから…。

それどころか、こちらが想ってることとは逆の解釈をされたり…誤解を生んだり…

受け取り方は人それぞれなので無理もありません。

だからこそ言葉に【正解】ってないんじゃないかな?と思っています。


かくなる私も
過去に大切な人を亡くした経験がありますが

たしかに人からかけてもらった言葉で
傷ついたこともあります。

けれど、その言葉をかけた相手に悪気があるわけでもありませんし、傷ついたといってもほんの一瞬です。

個人差はあるものの、大切な人を亡くした後の精神状態は実に不安定で、どんな言葉にも敏感に反応してしまうのでは?と思います。

だからこそ
大切な人を亡くして心を閉ざしている人がいた時には

どうか
黙って寄り添ってあげて欲しい

◆一緒に泣いたり
◆黙って隣にいてくれたり
◆話を聞いてくれる

そんなことが…いや、それこそが有り難いのです。

けして「言葉をかけるな」というわけではありません。

無理に元気付けようとしなくて良いということです。

立ち直るきっかけは外部から得ることもあるかもしれませんが、結局は自分自身で乗り越えていくものですからね*

あかりんご
あかりんご
上記のことや自身の経験を踏まえながら、【大切な人を亡くして悲しむ人に対して、周りの人が出来ること】をお伝えしていきます。

大切な人を亡くした人の精神状態

◆悲しみ
◆喪失感
◆絶望
◆後悔
◆悔しさ
◆責める
◆現実逃避
◆恐怖

あらゆる感情がいっきに襲ってきます。
個人差はあるものの、悲しみ・喪失感は共通の感情でしょう。

とにかく悲しい

中には、大切な人がこの世からいなくなることを想像して震える人もいるのではないでしょうか?

それほど永遠の別れは恐ろしいものなんです。

もう二度と会えない・触れ合えない・声が聞けない

そんな状況は
とてもじゃないけど【悲しい】と一言で表せられるような感情ではありません。

そして心にポッカリと穴があいたような
喪失感…。どう頑張っても埋めることが出来ない穴です。

絶望と後悔

大切な人がいない世の中は
光がありません。
本当に真っ暗闇に感じるんです。

まさに絶望。
希望を見い出せないんですもの…。

そしてじわじわと後悔が押し寄せてきます。

◆なんであの時行かせてしまったのか
◆止めればよかった
◆なぜ自分も一緒に行かなかったのか
◆もしも◯◯していなければ

そんな後悔が後から後から湧き出てくるんです。

もちろん、その後悔した事柄を避けたからといって、死を免がれることができたかは…誰にもわかりません。

それでも悔やんでしまうんですよね。

悔しさ・恨み

「なんであの人がこんな目に…」

なぜ!?どうして!?
考えても答えは出ないですし、どんな回答を並べられたって納得なんて出来ません。

そのうちあんなことがなければ
と恨みにも変わってゆくもので。

自分や何か(誰か)を責める

後悔と似てるかもしれませんが
一番多いのは自分を責めることではないでしょうか。

きっと責めていないと、心が耐えられないんだと思います。

恐怖と現実逃避

最初は、亡くなったという事実を受け入れられないでいます。

事実に直面するうちに、じわじわと恐怖を感じるように…

そして現実逃避します。

「死んでなんていない」
「まだどこかにいるはず」
と、思い込み幻想を見ることも…

上記で挙げたのはあくまで一例であり、全員が通るプロセスではありません。

(私個人が実際に感じた感情です)

大切な人を亡くした後、周りの人が私にしてくれたこと

19歳の時に当時付き合っていた彼氏が
交通事故で亡くなりました。

その時、周りの人が私にしてくれたことは
間違いなく私を救ってくれたのです。

ただただそばにいてくれた

何を話したかは覚えていませんが
黙ってそばにいてくれた記憶があります。

何をしていても時間は過ぎ去りますが
一人でいる時とは違う時間の流れなので、救われました。

色々なところに連れ出してくれた

当時夏休みだったということもあり
山や川、夜景を見にドライブなど
様々なところに連れ出してくれました。

けして「気分転換しよう」とは言わないのですが、私にとっては気分転換になっていましたね。

一緒に泣いてくれた

亡くなった彼氏は高校の同級生ということもあり、彼のことを知る人は周りにたくさんいました。

辛いのは私だけじゃない、みんなにとっても辛く悲しい経験だった。

だからこそ、多くは語らず
一緒に彼を偲び涙を流しました。

一緒に事故現場に行ってくれた

事故現場に行くのは非常に勇気がいることだったけど、みんなで行けば心強い。

事故現場に座り込んで
色んな思い出話ししたり…

悲しみに向き合うということは、少しずつ心の傷を癒すことにも繋がりますから。


そんなわけで、かけてもらった言葉というのはほとんど印象に残っていません。

たぶん、周りの人も
いやお互い、発する言葉が見つからなかったんだと思う。

ただ、言われてグサッときた言葉や反対に救われた言葉はたしかにあります。

次はそんな言葉たちを紹介します。

大切な人を亡くした後言われて傷ついた言葉

※みんな悪気はないことはわかっています。
悲しんでる人を前に、悪意を持って声をかける人なんていないはず。

「かわいそうに…」

かわいそうという言葉は
◆死んでしまった彼がかわいそう
◆彼が死んでしまった彼女がかわいそう

どちらの意味でも言われましたね。

たしかにその通りでしょう。

事実だからこそ、突き刺さるんですよね。
言葉にしてしまうと、一気に現実感が増すというか…

「かわいそうって言われても…」と苛立つ瞬間もありましたね。

その言葉をかけた人たちも、心の声・感想を口にしているだけなので
悪意はないんですけどね。

「他にも良い人いるよ」

知ってるよ。
世の中にはたーーーくさんの人がいて、良い人もたくさんいることくらい。

でも、亡くなった人の代わりはいないんです。

大切な人が亡くなった時に
他の人を勧められても、なんの慰めにもなりません。

「まだ若いんだから」

たしかに19歳の恋は
大人からするとまだまだ若い。

けれど想いは年齢関係ないし
お互いを大切に想い、一緒に過ごしてきた。
軽い気持ちではなくね。

だからこそ、「まだ若いんだから」の後には
また恋すればいいじゃん!という言葉が込められている気がしました。

軽んじられている印象でしたね。

この言葉も、なんの慰めにもなりません。

あかりんご
あかりんご
普段ならどうってことない言葉でも、当時は【傷口に塩を塗られるような言葉】に感じましたね…。

大切な人を亡くした後言われて救われた言葉

言葉によって傷つくこともあれば
反対に救われることもたくさんある。

それは当事者の周りの人から出る言葉かもしれないし、まったく見ず知らずの他人からの言葉だったりもする…。

私を救ってくれた言葉は
まさに見ず知らずの他人の言葉でした。

事故の目撃者からかけてもらった言葉

彼の事故を目撃していた人は
現場近くの動物病院の医師。

私が彼女だということを知ると
強く抱きしめて泣きながら言いました。

悲しいけれど、あなたは幸せにならないとダメ。
彼はあなたとの待ち合わせの途中で事故に遭った。
あなたに会える楽しみを胸に…
もしかしたら、事故に遭ったことも気付いてないくらい、幸せの最中に逝ってしまったかもしれない。
辛いけど、彼が大好きだったあなたのまま
生きること…それが、あなたに出来ること。
そして、彼にとって嬉しいこと。

この言葉を受けてどう捉えるかは人それぞれ。

私は素直にそっか!それが私ができることなんだ!私にしかできないことなんだ!
と思いました。

そして
使命感を感じると驚くほどのエネルギーが湧き上がる。

そう実感しました。

その人の言葉が立ち直るきっかけになりましたね。

夢の中で彼に言われた言葉

これはにわかには信じられないかもしれません。

四十九日を迎える直前
亡くなった彼が夢に出てきました。

悲しまないで。
ずっとそばにいるから。

そう彼は言いました。

この言葉もスッと私の中に入りました。

これこそ亡くなった人の望みなんだと。

亡くなった人が
私たちのために出来ることは、現実的にはありません。

亡くなった人はもどかしく
そして誰よりも悲しいと思うんですよね…。

だからこそ、亡くなった人からのメッセージは何よりも力をくれるものなのでしょう。

亡くなった人からのメッセージ、どうか見逃さないようにして欲しいと思います。


というように、言葉によって傷つくこともあれば救われることもある。

ただ、言葉や行動はあくまで【きっかけ】の一つ。

その一つ一つが積み重なり
最終的には、大切な人を亡くした本人が
答えを見つけ、自ら立ち直るものです。

時間も要します。

ただ、周りにいる人の存在・言葉・行動は
大小問わず
間違いなく立ち直るきっかけに繋がっているんです。

感謝*

まとめ

私の実体験を通して【傷ついた言葉・救われた言葉・行動】をお伝えしてきましたが

つくづく正解はないということに気付きました。

当時は、一つ一つの言動に過敏に反応したりマイナスに捉えることもあったけれど

今となっては感謝に変わっています。

一人一人、自分ができることを考え
実行してくれたんだなと感じます。


もしも大切な人を亡くして悲しんでいる人がいたら…

◆自分なりの言葉をかけてあげて

◆最善だと思うことをしてあげて

◆黙ってそばにいてあげて

他にも思いつくこと【あなたなりの行動】をしてあげてください。

その行動に良い悪いはない。

【何もできない】ことも正解ですから。

誰もが通る【死別】という体験からは
学ぶことがたくさんあります。

当事者も周りの人も。

それぞれに想いがあって
人の分だけ表現も違う。

どうか恐れずに、向き合って欲しいと思います*

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